理想と使命
Vision and Mission
国際toxient対策機関(以下機関)は通称voidと呼ばれる有毒性新生物の襲来の対策として設立された、超国家、超法規的組織です。
voidの襲来により、約1億人が死亡したと言われています。voidは世界の安全に対する重大な脅威であり、そのため、機関の活動は主要各国の政府から委任されており、独自の規程に従って運営されています。
機関の使命は、世界中の一般市民をvoidの脅威から守ることにあり、voidに唯一対抗できる手段として
toxientを管理・使役しています。
機関及び機関に務める職員の任務は
主に3つの要素から成ります
-
迎撃
Intercept
-
voidは不定期に出現し、その頻度やどこから現れるのかなど、全てが謎に包まれています。voidが出現した際に、迅速に現場に到着、toxientを使って迎撃を行い、一般市民への被害を防ぎます。
-
管理
Management
-
現在、人類がvoidに唯一対抗できる手段はtoxientの使用となっています。しかし、toxient自身も毒性を持っているため、使用には厳重な注意が必要です。また、toxientは知的生命体のため、個々に自我を持ち、しばしば事故が起こります。そのような事故が起こらないよう、管理を徹底するのも機関の大事な任務になります。
-
研究
Research
-
人類を無作為に襲撃するvoid、その生態や構造は未だ謎に包まれています。また、voidに対する有効手段であるtoxientについても同様です。機関はそれらに対して日夜、研究を重ねることでvoidの脅威を根絶することを目指しています。
職員について
About Staff
機関に勤める人間は、通常「職員」と呼ばれています。
職員志望の方が必要最低限知っておくべきことを簡単に下記に記しました。
重要ワードリスト
- void
-
人類に攻撃を行う有毒性の新生物です。
同じ有毒性であっても、toxientより毒性が強く、意思疎通が困難なことが特徴で、無差別に人類に攻撃を行い、その被害は1億人にのぼると言われています。
我々機関は、voidが発生するメカニズムや根本的な対処法を突き止め、voidによる脅威を根絶することを使命として活動しています。
- toxient
-
有毒性を持った知的生命体で、現在、voidに対抗する唯一の手段となっています。
彼らが有する毒は、液体であるか気体であるか、揮発性が高いか低いかなど個体によって様々で、そのため、各個体に合った管理方法が必要とされます。
現在、機関には106体のtoxientが管理されており、データベースに各個体の情報が記載されています。職員はそれを精読して管理にあたります。
- データベース
-
toxientやvoidに関する情報が収められた機関のデータベースは一般の人でもアクセスすることができますが、秘匿性の高い情報に関しては、職員しかアクセスできず、また職員の中でもレベルによってアクセスできる情報が異なります。
職員はいずれも役職に応じて、定期的なレポートの提出が求められますが、そのレポートに関しても機関のデータベースに保存されます。
- 活動資金について
-
voidは国境を超えて全世界的な問題であり、未曾有の大災害となっています。そのため、主要各国が基金という形で平等に負担を負っています。
また、一般市民からの寄付金も募っているほか、世界情勢の影響を鑑み、自給自足の組織を目指して、toxientに関連する事業を興すなどの活動も行っています。
職種紹介
細かい部署や任務に関しては、機関に所属してから説明がありますが、職員の役割は大きく3つに分けられ、個々の適性に応じて振り分けられます。
- 1戦闘職
-
voidが発生した際にtoxientを率いて出動、voidの迎撃を行います。現地での戦闘指揮が主な任務です。最近は、toxientに遠隔で指示を行うという変則的な指揮官もいますが、基本的には現地に出向くものと思ってください。
一番死亡事故が多く、危険と隣り合わせの役割ではありますが、一般市民の平和を守るために最も重要なポジションとなっています。
- 2研究職
-
voidとの戦闘記録や、管理しているtoxientを使って研究を行うポジションです。
一定以上の知識や処理能力が必要とされるため、一番採用基準が厳しくはありますが、未来の平和のためには必要なポジションです。
一部の支部では、研究職はtoxientの理解度が高いという理由で、戦闘職を兼任する場合もあります。
- 3支援職
-
主に戦闘職や研究職のサポートや、組織の運営を行う後方支援部隊で、よく「一般職員」と呼ばれるポジションです。
特別な適性や能力は必要ありませんが、縁の下の力持ちであり、支援部隊がどれだけ充実しているかで、指揮官や研究員のパフォーマンスが変わるという統計結果が出ています。
例え支援職であっても、人員が非常に不足しており、他に出動できる戦闘職がいなかった場合には、代わりに出動してvoid迎撃を行う場合があります。機関に所属した場合はどこの配属であっても、voidによる命の危険は避けられません。